第16回は5件の助成が決定。
平成21年2月14日(土)函館市末広町の五島軒本店で、第15回助成団体の報告会及び、第16回応募団体の説明会が催された。それを受けて、運営委員会が開催され、12件の助成申込みのうち、5件の助成団体が選定された。助成金額は前年度と同じ150万円となった。
申請者の部分をクリックすると講評が見れます。
選考過程の中で、各委員が特に意識して議論したところは「助成の成果が多年度にわたり継続的に公衆の目にふれる公益的な場所での実践活動」であるかどうかであり、西部地区の「1)建物の色彩や意匠、2)町並みの改善や保全、3)知的財産の発掘と紹介」にどのように寄与する内容なのか、という点です。
様々な活動が大きく花開き、定着しつつある事を踏まえて、イベント性が高く象徴的に「まちづくり」を引っ張って行くタイプの活動の本助成事業からの卒業を促がしつつ、長年にわたる活動のさらなる継続を支援するところに重点を起き、また、これから長期にわたる地道な調査・研究活動が必要なものに注目しました。
西部地区の景観を形成する建物や町並みに、具体的に関与して長年にわたり活動を続けることは実に難しいし、手法も多様であることはこれまでの助成対象となった活動が物語っています。
今年度、新たな選考委員の体制でのぞんだ選考結果に、今後の助成方針のメッセージを読み取っていただき、素晴らしい活動を繰り広げていただけるよう期待しています。
平成21年2月14日(土)函館市末広町の五島軒本店で、第15回助成団体の報告会及び、第16回応募団体の説明会が催された。それを受けて、運営委員会が開催され、12件の助成申込みのうち、5件の助成団体が選定された。助成金額は前年度と同じ150万円となった。
申請者の部分をクリックすると講評が見れます。
応募 | 申請者 | テーマ | 希望金額 | 助成額 |
① | ペンキ塗りボランティア (相場 奈津子) |
谷地頭商店街の町並み色彩改善Part4-町屋ペンキ塗りワークショップ・XVI- | 550,000 | 550,000 |
② | NPO法人 はこだて街なかプロジェクト (理事長 山内 一男) |
空地に花を咲かせよう |
330,000 | 250,000 |
③ | アートフェス ハコトリ実行委員会 (大下 智一) |
アートフェス ハコトリ(アートによる「人のつながり・空き家・地域」再生活動) | 470,800 | 0 |
④ | 函館市公民館活性化ネットワーク「イキ!ネット」 (松石 隆) |
函館市公民館活性化事業~公民館マチネ・フォーラムの開催~ | 300,000 | 150,000 |
⑤ | 函館日仏協会 (会長 関口 昭平) |
「フランスゆかり函館マップ(仮称)」の作成・発行 | 430,000 | 0 |
⑥ | はこだて外国人居留地研究会 (清水 憲朔) |
函館の町並みに生きる箱館開港 | 548,000 | 300,000 |
⑦ | まちワーク研究室 (根本 直樹) |
函館まちジュニアキャンパス「子どもたちが考えるまちづくり」の実践 | 300,000 | 0 |
⑧ | SONICWAVE実行委員会 (三上 千年) |
函館SONICWAVE~音波~ | 1,000,000 | 0 |
⑨ | (有)ビットアンドインク (代表取締役 星野 裕) |
ペリー函館来航当時の函館を描いた貴重な資料「函館海岸図」の復刻と公開 | 300,000 | 0 |
⑩ | ハコダテ150編集チーム (佐々木 康弘) |
「開港150周年目の記録写真集」制作と出版 | 350,000 | 0 |
⑪ | 函館大門地区桜を植える会 (今 千尋) |
函館大門地区に「はる(春・張る)」を呼ぶ桜で憩う町並みつくり | 400,000 | 250,000 |
⑫ | 特定非営利法人 NATURAS(ナチュラス) (赤石 哲明) |
子どもたちの郷土愛を深める教育プロジェクト「街なカメラ探検隊」 | 405,000 | 0 |
計 | 5,383,800 | 150,000 |
2009年2月14日 応募団体への総評
運営委員長 木村 健一
本基金の助成期間も残すところ5年となり、結果的に選択と集中を強く意識した選考となりました。そのため、意欲的で真摯な活動の結晶である申請であることを十分に斟酌しつつも、採択件数を絞らざるを得なかった点をまずは申請者の方々には是非ともご理解いただきたい。選考過程の中で、各委員が特に意識して議論したところは「助成の成果が多年度にわたり継続的に公衆の目にふれる公益的な場所での実践活動」であるかどうかであり、西部地区の「1)建物の色彩や意匠、2)町並みの改善や保全、3)知的財産の発掘と紹介」にどのように寄与する内容なのか、という点です。
様々な活動が大きく花開き、定着しつつある事を踏まえて、イベント性が高く象徴的に「まちづくり」を引っ張って行くタイプの活動の本助成事業からの卒業を促がしつつ、長年にわたる活動のさらなる継続を支援するところに重点を起き、また、これから長期にわたる地道な調査・研究活動が必要なものに注目しました。
西部地区の景観を形成する建物や町並みに、具体的に関与して長年にわたり活動を続けることは実に難しいし、手法も多様であることはこれまでの助成対象となった活動が物語っています。
今年度、新たな選考委員の体制でのぞんだ選考結果に、今後の助成方針のメッセージを読み取っていただき、素晴らしい活動を繰り広げていただけるよう期待しています。