11月1日より「第19回助成活動」の募集が始まります!
詳細はこちらのページをご覧ください。
平成22年度(第18回)は5件の助成が決定。申請者の部分をクリックすると各助成についての講評がご覧いただけます。※随時更新します。
二十間坂の景観保全と改善に関する住民の活動植樹等で緑豊かな坂道を
当基金の助成可能期間も残すところ最長でも3カ年となった。ペンキ塗り替えボランティア活動を軸に20年にわたる助成を通じて明らかになってき たことは、色彩によるまちづくりの継承者を育て、色彩による景観形成の社会実験を行うという二つの試みを兼ね備える市民活動として定着しつつあ る、ということである。都市は人工物で構築されている。市民は、この人工物をデザインして設置し、継続的に街を作っていく。デザインとは設計の事 だが、この言葉には広い意味がある。単に色や形を考える事だけを意味するのではなく、他の人工物との関係や、人、モノ、資金、時間との複雑な要素 を調整する行為全体を指している。だから、当基金が助成する多様な活動は、モノとしての立ちあらわれる前の広範な人為の上になりたっているのだと いう、強い印象がある。活動は内包する内容が広範であるから、時には価値観の違うモノとの強い衝突を生じる。しかし、互いに同じ西部地区に根差 し、美しい人工物による街並みを希求するならば、時とともに良い答えを生み出すのではないか、と期待できるのである。都市の景観は、一つの法人や 個人が形作れるほど単純でも簡単でもない。広く広がる価値観の海の中の多様な波の衝突や共振で少しずつ形づくられてきたものである。今年度の助成 対象には、凪のようにも見える粛々さが目立つのかもしれない。しかし、いずれも、西部地区の強固なコミニティの中から提案が生じたものばかりであ る。つまり強い力を持っている。小さな波立ちがこうした活動によって、美しい街並みの「波」に変じていくきっかけにならん事を期待している。
2月19日(土)午後1時から3時、函館市地域交流まちづくりセンター(函館市末広町4-19)で平成21年度(第17回)助成の3団体の活動報告がなされた。また引き続き、平成22年度(第18回)助成に対する6団体の活動内容のアッピールが行なわれた。その後、運営委員会が開かれ、平成22年度助成団体と助成金額が決定された。なお、発表団体の活動内容の報告は、今秋に発行される、ニュースレターから29号に掲載される予定である。また各応募団体に対するの運営委員のコメントは3月末までにホームページにて紹介される。
平成21年度の助成(第17回)を受けた3団体の報告会が下記の通りに開催されます。また、報告会後は平成22年度の助成に新しく応募する6団体のアピールもございます。毎年、活動報告や次回の活動内容の説明など、盛りだくさんな楽しい報告会です。是非、市民の皆様にご参加頂きたいと思っております。 ※自由参加
日時:平成23年2月19日(土) 13:00~ 場所:函館市地域交流まちづくりセンター(末広町4番19号 電話 0138-22-9700)