函館市公民館活性化ネットワーク「イキ！ネット」への助成金決定について

運営委員　腰山みゆき

　 古いアルバムの中に、幼い私が公民館の階段で微笑んでいる写真があります。当時習っていたピアノの発表会の終了後に写した一枚です。
　 「公民館」と聞くと、思い出と共になにか懐かしさを覚えるのは私だけではなく、市民の多くの方も同じ事と思います。そして懐かしさと共に時代に取り残されてしまったような、一抹の寂しさを感じていたのも又私だけではないかと思います。
　その「公民館」を再び我々の生活の中に活用させようと、コンサートという形での活動が始まり、昨年、からトラストとして助成を決定しました。今年も申請を受け、運営委員会で一人の反対も無く助成金が決定したことは、この函館の財産ともいうべき歴史的建造物をただ朽ち果てさせるのは忍びないという委員全員の思いからでしょう。質の高い音楽を低価格で楽しむために市民が集まることは、公民館の現状を広く知ってもらう良い機会のなることと思います。老朽化、ユニバーサルデザインの導入など、存続・活用のため今後考えなければならない課題とどう取り組むか、企画が良い形でスタートしただけに、今後は「目に見える形のまちづくり活動」のため助成金をどう活かしていくか期待して、活動を見守り、応援していきたいと思っております。


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