間違いました!!
大沼で不動産の研修会があった。
夜は例によって宴会。
アルコールがほどよくまわった頃、一風呂浴びに
でかけた。浴場のガラス戸を開けた。
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かすかな湯煙のなかに、二人の先客があった。
体を洗っていた。裸の後ろ姿がなにかおかしい。
「ここは男風呂だよね」と自分に言い聞かせて
じっと眺めた。
鏡には、どちらもおわんの形をした2つの胸が写っていた。
「女性!!」
「間違ったか!」私は少し青くなった。
彼女たちは、私が見ていることに気付いていない。
一呼吸してまず気持ちを落ち着けた。
もどって暖簾を見た。間違いなく「男湯」とあった。
どうしようか迷った。
酔いざましに風呂に入りたかった。別な男性が入って
また戸惑うだろうと思い、もう一度浴場に戻った。
こんどはガラス戸越しに「ここは男湯ですよ」と声を
かけた。
びっくりした様子が伝わってきた。
朝食は、食堂でバイキングであった。
若い女性は、二人だけだった。
もちろん彼女たちは、私が裸の後ろ姿を見たことも、
「間違ってます」と声をかけたことも知らない。
さりげなく視線を向けると、昨夜のことは
なにごともなかったように、コーヒーを飲んでいた。
大沼からの帰りのバスの中で、仲間達に昨夜の
”風呂騒動”の一件を話した。
「朝、食事していたあの20代の女性がそうなのか・・・・
教えてくれたら宴席を抜け出して風呂を入りにいったのに・・
一人だけいい思いをして・・・」と小言を言われた。
2002.6.10
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