やさしいまちづくり
中 嶋 倫 子
さむい朝、お兄ちゃんをおくって出かけたら、と中の道で、おじいさんがたおれて
いました。道ろがこおっていて、すべってころんだみたいで、いたいのかしぱらくう
ごけずにいました。そばで高校生のお兄さんが二人しんぱいそうに声をかけていまし
た。
わたしたちも、学校へ行くとき何どもころびます。あっちでもこっちでもころんで
います。ロを切ってはりでぬう大けがをした人もいます。このときは、お父さんと上
きゅう生のみんなでたすけました。お父さんは、「えらい子ともたちだね。」と言っ
て、新聞社にこのことを書いておくりましたが、新間にはのりませんでした。
春になると、車がスピードをあげてすごいいきおいではしるようになります。それ
だけでなく、ものすごい音をたててはしりまわり、わたしたちは、おもわず耳をふさ
ぎます。夜なんかおどろいて目がさめます。音がうるさくてねることのできない人も
いるそうです。
「むかしは、れんらく船や汽車の汽てきの音やイカを売る人の声、だんご売りのか
ねの音や金魚売りの声しかなかったのにね。」とおばあちやんが話してくれました。
わたしは、人にやさしいまちがいいと思いました。はこだてには、やさしい人がた
くさんいます。その人たちの気もちを大切にして、冬はおとしよりも子どもあん心し
て歩いたりあそぷことのできるまちがいいと思います。そして車もみんながあん心で
きるスピードではしり、人にめいわくにならないようにしずかにすればいいなあと思
います。
こうして、人にやさしいまちができれば、生きものにもやさしくなるし、わたしの
すきなしぜんも大切にされどうぷつや花や木もあん心できます。しぜんがいっばいに
なれは、もっと人の心はやさしくなると思います。
わたしは、はこだてのまちがとこのまちよりも、人にやさしいまちになるのが一番
いいと思いました。
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