ミレニアム2000 ワークショップ in 函館
こんな町に住みたいなー。
入選者発表

作文&エッセー
コンクール
優秀賞
ばあばのいえにすみたいな 千葉県・船橋市立夏見台小学校1年
いわさき あい

きのう、ぱぱ、ばあばにでんわした。
「やねのゆきかき、どうするんだ?」
ぱぱのこまったかお。きょねんじいじが、しんじゃった。あいと三つ子のおうちにばあばもいっしょにすめば、たのしいのにな。
「ゆきでいえがつぶれれば、ばあばのおはかができる。」
っていってばあばぜったいこない。
「あいや、三つ子がきらいなの?」
とわたしが、きいた。
「じいじがたててくれたいえだから、このおんぼろやが、わしのたからものじゃから。」
ばあばは、ニタニタしておしえてくれた。

きょねんばあばのいえにいったとき、かやの中でねた。あみどのすきまから、かやこがね虫が、はいってきた。三つ子は、空のほしをとろうとしてジャンプ、ジャンプ。もうすこしでとれるのに。グラグラいえが、ゆれた。
「いえがつぶれるよ」
ばあばが、こまっていた。あいは、ばあばのいえが、大すき。ボロボロでおばけやしきみたい。あしもとのゆかいたをあけるといっぱいつぼが、でてくる。らっきょうとかうめぼしとか。うまい。なんかおもしろいあじが、いっぱいつまっている。

でもいつかゆきのおもさで、いえもばあばもつぶれてしまったらどうしよう。ままが、あさ、めだまやきをつくっているのをみて、かんがえた。やねが、フライパンみたくジューってものすごーくあつくなってゆきをとかせば、いえは、つぶれないよね。それに、とかしたみずもいどにためておけば、つかえるよね。ばあばのいえのやねだけ、かえてあげたいな。ほんとは、あいも、ばあばのいえにすみたいんだ。

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